生殖器セラピストが考えるパートナーシップ

2026.01.01

みなさま、セックスは好きですか?

こんな問いをいきなり投げかけられたら、 ドギマギしてしまう方も多いかもしれません。

私は、セックスが好きです。 そして、とても大切なものだと考えています。

そう言うと、 「エロいことをさせてくれる人」「エッチが好きな女」 そんなふうに受け取られてしまうことも、正直あります。

もしそうだとしたら—— 私は、その短絡的な性的イメージこそが、 今の時代の“性”を息苦しくしている原因の一つだと感じてしまうのです。

セックスは、本来もっと神聖なもの

セックスとは、本来 とても神秘的で、神聖なものではないでしょうか。

人間に与えられた、 とても原始的で、でも高度なコミュニケーション。

言葉では伝えきれない 愛、熱、エネルギーを 身体ごと交換できる、唯一の行為。

私が男女の生殖器ケアをしている理由の根っこには、 まさにこの感覚があります。

「セックスレス」は本当に仕方ないこと?

「セックスレス」

長年夫婦をしていれば当たり前。 忙しいし、年齢もあるし、仕方ない。

そんなふうに語られることの多いこの問題に、 私はずっと疑問を感じています。

——本当に、そうでしょうか?

もちろん、 関係性が冷え切っていて、 お互いに何も求めていないなら そこに問題はありません。

でも、 したいのに、できない。

それって、 本当は解決したくなりませんか?

したいんですよね。 本当は。

しなくなった理由は「気持ち」だけじゃない

そこで、もう一度問いかけたいのです。

「なんで、しなくなっちゃったの?」

その答えの多くは、 気持ちや愛情の問題ではなく、 身体のコンディションにあります。

女性の場合

・膣の乾燥 ・濡れにくさ ・筋肉のこわばり

こうした状態があれば、 性交痛を感じるのはとても自然なこと。

「気分が乗らない」の前に、 身体が“受け取れる状態”ではないだけ、 というケースも少なくありません。

男性の場合

・勃起力の低下 ・早漏・遅漏 ・射精のコントロールができない ・ストレスやプレッシャーによる勃起不全

これらもまた、 意思の弱さや年齢だけの問題ではなく、 身体の巡りや緊張状態と深く関係しています。

——身体を整えたら、改善しそうだと思いませんか?

だから、私はサロンでケアをしている

愛を、循環させてほしいから。

自由恋愛の時代に、 数ある選択肢の中から 「この人」と決めた相手と 添い遂げていくために。

本当に必要なものは、 忍耐でしょうか? 思いやりでしょうか?

もちろん、それも大切。

でも、私個人としては—— セックスだと思っています。

男と女は、すれ違うようにできている

男と女は、 そもそも考え方が違います。 役割も、感じ方も、欲求も違う。

だからこそ、 言葉だけでは埋まらない溝が生まれる。

その違いを、 身体ごとすり合わせ、理解し合う行為が セックスなのではないでしょうか。

役割の違う二人が、 一つの時間を共有し、 エネルギーを重ねる。

それは、とても原始的で、 とても尊い営みです。

感じるためには、身体が整っていること

セックスが好きじゃない、という人もいます。

でもそれは、 本来の良さを、まだ知らないだけかもしれません。

「感じる」ということは、 身体の調子が整っていなければ、とても難しい。

感度は、生まれつきではなく、 育て直すことができるもの。

私は、そう信じています。

この文章が、 自分の身体や、パートナーとの関係を もう一度見つめ直すきっかけになれば嬉しいです。

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